イヴ・サンローランについて

About Yves Saint Laurent
1936フランス領アルジェリア、オラン生まれ。
195417歳で国際羊毛事務局主催のコンクールのドレス部門で入賞。
1955当時の『ヴォーグ・パリ』編集長の推薦により、クリスチャン・ディオールのアシスタントとして迎えられる。
1957クリスチャン・ディオールの急死によりディオールの後継者に選ばれ、世界最年少のクチュリエになる。
1958最初のコレクションを発表し好評を博す。
1961ピエール・ベルジェらと共に高級注文服であるオートクチュールメゾン「イヴ・サンローラン」を設立し、翌62年、イヴ・サンローランの名を冠した初となるコレクションを発表。
1963初来日、春夏コレクション発表。
1965モンドリアンから着想を得たドレスが大好評を得る。
1966プレタポルテ(既製服)のブティック「サンローラン リヴ・ゴーシュ」をオープン。
1975再来日、秋冬コレクション発表。
2002引退を発表し、ポンピドゥー・センターで最後のショーを開催。
ピエール・ベルジェ・イヴ・サンローラン財団を設立。
200871歳で逝去。
オフィスでのイヴ・サンローラン、パリのマルソー大通り5番地のスタジオにて、1986年
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〈主な展覧会〉

生前

1983メトロポリタン美術館(アメリカ、ニューヨーク)
1985パレス・オブ・ファインアート(中国、北京)
1987エルミタージュ美術館(ロシア、サンクトペテルブルグ)
1990セゾン美術館(日本、東京)

没後

2010パリ市立(プティ・パレ)美術館(フランス、パリ)
2011マフレ財団展示室(スペイン、マドリード)
2012デンバー美術館(アメリカ、デンバー)

イヴ・サンローラン美術館パリ

オートクチュールメゾンの閉鎖から15年後の2017年7月に「ミュゼ・ド・フランス」*に指定され、同年10月に開館。1974年から2002年までの約30年間イヴ・サンローランがコレクションをデザインしてきたパリ、マルソー大通り5番地に位置する。約450平方メートルのスペースで、回顧展やテーマ別の企画展を随時開催し、ピエール・ベルジェ・イヴ・サンローラン財団の豊かでユニークなコレクションを紹介している。

*2002年1月4日付の法律に基づき、国によって承認され優先的に支援を受ける美術館を指す。2023年現在、フランス各地の1220余りの美術館が指定されている。

イヴ・サンローラン美術館パリ
© Sophie Carre